岡田建装 5月のブログ

いつもお世話になっております。
岡田建装です。

4月、瀬戸内海に浮かぶアートの島、直島を訪れました。

以前から一度は行ってみたいと思っていた場所でしたが、実際に足を運んでみると、その空気感や景色、そして建築とアートが一体となった空間に、強く心を動かされました。

島に降り立った瞬間に感じるのは、どこか“整えられた余白”のような静けさ。
観光地でありながらも、過剰な演出はなく、自然・建築・作品がバランスよく共存している印象です。

代表的なスポットである地中美術館では、建物そのものが作品の一部となっており、光の入り方やコンクリートの質感、空間の抜け方など、細部まで計算されていることに驚かされました。

また、ベネッセハウスでは、宿泊施設と美術館が一体となり、日常の延長線上にアートが存在する空間が広がっています。
ただ“見る”だけではなく、“過ごす”ことで感じる価値がある場所でした。

こうした空間に触れる中で改めて感じたのは、「素材」と「仕上げ」が与える印象の大きさです。

例えば、コンクリートの打ち放し一つをとっても、その質感や精度によって空間の印象は大きく変わります。
光の反射、陰影の出方、触れたときの感覚——それらすべてが空間の“質”を決めていると実感しました。

私たち岡田建装の仕事も、まさにその“仕上げ”に関わる仕事です。

普段は見過ごされがちな部分かもしれませんが、最終的な印象を決定づける重要な工程。
今回の直島での体験は、その責任と面白さを改めて認識する機会となりました。

派手さはなくとも、長く心地よく感じられる空間づくり。
そのために、素材と向き合い、丁寧な仕事を積み重ねていく。

直島で得た感覚を、これからの現場にも活かしていきたいと思います。

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